- 過去のトークイベント詳細
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vol.1 「こどもとメディア」
2014年8月26日(火) 19:00―
こどもメディアラボ初回ゲストは、テレビ、ゲーム、デジタルえほん、さまざまなメディアを通して、こども向けコンテンツを制作されてきたビジュアル・プロデューサーの季里さん。新しいメディアに挑戦しながら、こども向けコンテンツを制作されてきた季里さんに「こども」と「メディア」のこれまでとこれからについてお伺いしました。
ゲスト:季里(きり)
ビジュアル・プロデューサー、デジタルアーティスト、女子美術大学教授。大阪教育大学美術学科在学中よりCG作品制作を開始。「ハッピー&ラブリーな妄想力で世界中を幸せに!」をモットーに、これまでにTV番組「ひらけポンキッキ」「みんなのう た」へのキャラクター、アニメーションを提供し、音楽ゲーム「ビブリボン」「パラッパラッパー」のグラフィックスを担当してきた。
京都精華大学/大阪教育大学・大学院/筑波大学/多摩美術大学での演習授業や、NHK趣味悠々講師等、幅広い年齢層にデジタル制作の楽しさを伝えてきた。現在は、こども向け絵本アプリとクリエイティブワークショップを組み合わせた活動を展開中。vol.2 「こどもとテレビ」
2014年9月30日(火) 19:00―
こどもメディアラボ第2回目のゲストは、テレビ番組プロデューサーの岡本美津子さん。
テレビ番組を通して新たな映像作成に力を入れながら、若手クリエイターの育成にも取り組んでいる岡本さん。映像の魅力や、映像技術はこどもにどんな力を与えるかについて伺いました。ゲスト:岡本美津子(おかもと みつこ)
東京藝術大学大学院映像研究科教授、テレビ番組プロデューサー。1964年、宮崎県に生まれる。1987年、京都大学文学部史学科卒業。1987~2008年、日本放送協会(NHK)にて、編成、番組開発、番組制作、イベント制作、およびデジタルTV、インターネット関連業務に従事。2008年より、東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻教授。NHKEテレ(教育テレビ)で放送中の『Eテレ0655』『Eテレ2355』(企画・制作 /チーフプロデューサー)、NHKEテレ「テクネ 映像の教室」映像監修&NHK「デジタルスタジアム」元プロデューサー。
特別企画「こども×プログラミング」Vol.1
2014年10月30日(木) 14:30―
こどもとメディアの関係を総合的に考え、新しい価値を生みだす夜の学び舎「こどもメディアラボ」の特別企画として、「こども×プログラミング」のトークイベントを開催いたしました。
誰もがコンピュータを使うようになり、創造・表現の活動はより豊かなものになりました。こどもたちがパーソナルコンピュータを持つ意味、プログラミング学習の意義や魅力はどんなものなのでしょうか。これまでプログラミング学習に関わってきた専門家の方をゲストにお招きし、これまでの取り組みについてお話をお伺いしました。
ゲスト:阿部和広(あべ かずひろ)
青山学院大学・津田塾大学非常勤講師。CANVAS×Googleによるプログラミング学習普及 プロジェクトPEG programmingeducation gathering監修者。1987年より一貫してオブジェクト指向言語Smalltalkの研究開発に従事。パソコンの父として知られSmalltalkの開発者であるアラン・ケイ博士の指導を2001年から受ける。OLPC($100laptop)計画にも参加。2003年度IPA認定スーパークリエータ。近著に『小学生からはじめるわくわくプログラミング』『Raspberry Piではじめる どきどきプログラミング』(日経BP)
特別企画「こども×プログラミング」Vol.2
2014年11月7日(金) 19:00―
こどもとメディアの関係を総合的に考え、新しい価値を生みだす夜の学び舎「こどもメディアラボ」の特別企画として、「こども×プログラミング」のトークイベントを開催いたしました。
誰もがコンピュータを使うようになり、創造・表現の活動はより豊かなものになりました。こどもたちがパーソナルコンピュータを持つ意味、プログラミング学習の意義や魅力はどんなものなのでしょうか。これまでプログラミング学習に関わってきた専門家の方をゲストにお招きし、これまでの取り組みについてお話をお伺いしました。
ゲスト:原田康徳(はらだ やすのり)
1963年北海道生まれ。1984年 旭川工業高等専門学校 電気工学科卒業。1992年北海道大学大学院情報工学専攻博士後期課程修了。博士(工学)。同年日本電信電話株式会社 NTT基礎研究所に入所。1998年-2001年JSTさきがけ研究員。2004年-2006 年、2011-2013年IPA未踏ソフトウェア創造事業プロジェクトマネージャ。ビジュアルプログラミング言語ビスケット開発者。 6000人以上の子どもたちにコンピュータの可能性と楽しさを伝えるワークショップを開催。
vol.3「こどもとえほん」
2014年11月14日(金) 19:00―
第3回目のゲストは、絵本作家のtupera tupera 亀山達矢さんです。
『木がずらり』、『かおノート』など数多くの絵本をつくられている亀山さん。
tupera tuperaの絵本には、こどもをはじめ、たくさんのファンがいます。
つくるにあたって心がけていること、絵本が生まれるきっかけ、絵本の持つ力……。
絵本作家として、父として、「こどもとえほん」についてお話を伺いました。ゲスト:tupera tupera(ツペラ ツペラ)
絵本作家であり、亀山達矢と中川敦子によるユニット。絵本やイラストレーションをはじめ、工作、ワークショップ、舞台美術、アニメーション、雑貨など、様々な分野で幅広く活動している。NHK Eテレの工作番組「ノージーのひらめき工房」のアートディレクションも担当している。主な著書に、『木がずらり』(ブロンズ新社)『かおノート』 (コクヨ)『やさいさん』(学研)『パンダ銭湯』(絵本館)など多数。絵本『しろくまのパンツ』で第18回日本絵本賞読者賞、Prix Du Livre Jeunesse Marseille 2014 (マルセイユ 子どもの本大賞 2014 )グランプリ、『パンダ銭湯』で第3回街の本屋が選んだ絵本大賞を受賞。http://www.tupera-tupera.com/
vol.4「こどもとえほん2」
2015年1月22日(木) 10:00―
第4回目のゲストは、絵本作家のいしかわこうじさんです。
『どうぶついろいろかくれんぼ』、『つみきくん』、『おめんです』など数多くの絵本をつくられているいしかわさん。これまでたくさんのこどもも大人も、そして世界中の人たちがいしかわさんの絵本に魅了されてきました。絵本作りのきっかけや、
絵本作りで心がけていること、
絵本とこどもの関係性や
絵本の持つちから……数々の受賞歴のある、いままでのご経験から、自身のご活動やこれからの絵本作家に必要なこと、絵本の未来などについてお話を伺いました。
ゲスト:いしかわ こうじ
絵本作家。武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科卒業。主な絵本に『つみきくん』、『ふねくんのたび』『あかちゃんにこにこ』(以上ポプラ社)、『おめんです』(偕成社)ほか、海外でも翻訳版が数多く出版されている。中でも『どうぶついろいろかくれんぼ』かたぬき絵本シリーズ(ポプラ社)は累計175万部のロングセラーである。1990年代には、デジタルイラストレーションの先駆者として活躍。講談社童画グランプリで大賞、ボローニャ国際絵本原画展で入選、「たまごのえほん」(童心社)で造本装幀コンクール日本書籍出版協会理事長賞など数々の賞も受賞している。http://www.kojiishikawa.com/
vol.05「こどもとテレビ2」
2015年3月18日(水) 13:00―
第5回目のゲストはNHK Eテレのプロデューサーの佐藤正和さん。
Eテレの人気工作番組「ノージーのひらめき工房」のプロデューサーであり、また「ピタゴラスイッチ」「シャキーン!」「デザインあ」など数々の番組制作・企画にも携わっていらっしゃいます。佐藤さんが制作する「よく観て、よく感じ、よく考えること」をテーマとした番組は、たくさんのこどもたちを魅了し、ファンを増やしつづけています。
テレビ番組制作の舞台裏、こども向け番組の制作で大事にしていること、これからのテレビとこどもの関係など……
テレビ制作現場の最前線にいらっしゃる佐藤さんからこども向けコンテンツの制作のポイントやコンテンツ制作の未来についてお話を伺いました。
佐藤正和(さとう まさかず)
NHKエデュケーショナルこども幼児部プロデューサー。東京都出身。中央大学法学部卒。平成10年NHKに入局。こどもたちの創造力を育むべく、「よく観て、よく感じ、よく考えること」をテーマにした番組を企画・制作している。「ピタゴラスイッチ」「シャキーン!」「デザインあ」「ノージーのひらめき工房」「Q~こどものための哲学」など。グッドデザイン大賞、ピーボディー賞、アメリカフィルムフェスティバル金賞など国内外の賞を多数受賞。
vol.06「こどもとミュージアム」
2015年6月22日(月) 13:00―
第6回目のゲストは、NTTインターコミュニケーション・センター (ICC)主任学芸員の畠中実さん。
2006年から毎年、夏休みの時期に実施されている「ICCキッズ・プログラム」を中心にICCの取り組みについてお話いただきます。
「ICCキッズ・プログラム」は子どもたちがメディアアート作品に触れて、体感する場を提供し、子どもたちの好奇心、想像力を育む大変魅力的なプログラムです。
このプログラムを通して、子どもたちがメディアアートに親しむためのテーマや企画が毎年工夫されていて、メディアアートの世界をより楽しく伝える場となっています。「ICCキッズ・プログラム」の毎年のテーマや作品はどのように形づくられているのか、
また、いかにして芸術作品を子どもたちに伝えていくのか、などこれまでのご経験や活動を通して
子どもとミュージアムの関係性やこれからのメディアアートの未来についてたくさんのお話を伺いました。ゲスト:畠中実(はたなか みのる)
1968年生まれ。NTTインターコミュニケーション・センター (ICC)主任学芸員。1996年の開館準備よりICCに携わる。主な企画には「サウンド・アート―音というメディア」(2000年)、「サウンディング・スペース」(2003年)、「サイレント・ダイアローグ」(2007年)、「可能世界空間論」(2010年)、「みえないちから」(2010年)、「[インターネット アート これから]」(2012年)、「磯崎新―都市ソラリス」(2013年)など。ダムタイプ、明和電機、ローリー・アンダーソン、八谷和彦、ライゾマティクス、大友良英といった作家の個展企画も行なっている。 ICCキッズ・プログラムでは、 「いったい何がきこえているんだろう」(2010年)、 「トランス・スケール『ものさし』をかえてみよう」(2011年)、パーフェクトロン(クワクボリョウタ+山口レイコ) 「ひかり・くうかん じっけんしつ」(2012年)、「もの みる うごく AR美術館 赤松正行+ARARTプロジェクト」(2013年)、 「ひらめきとはてなの工場」(2014年)を企画・監修。
vol.07「こどもとアニメーション」
2015年7月28日(火) 10:00―
第7回目のゲストは、株式会社ロボットのクリエイティブディレクター安藤岳史さんとアニメーション監督の坂井治さんです。
子どもたちだけでなく、大人をも魅了するクリエイティブ作品を世に出し続けているロボットの作品作りの歴史にふれつつ、今現在、作品づくりの現場でご活躍されているお二人のお話を伺いながら、こどもとアニメーションの関係性について紐解いていきます。
アニメーション作品づくりにおいて大切にされていることや、子どもをターゲットとした作品づくりでこだわっているポイント、広くメディアに関わってきたロボットだからこそ見えるこれからのアニメーションのあり方など、日本のクリエイティブを牽引してきたロボットのお二人と一緒に子どもとアニメ―ションのこれからについてお話をお伺いしました。
ゲスト:安藤岳史(あんどう たけし)
アートディレクター/クリエイティブ・ディレクター。株式会社ロボット所属。アートディレクターとして資生堂UNOや麒麟淡麗など多くのグラフィック広告作品や、またクリエイティブ・ディレクターとして佐川急便などのCMやTBS『世界遺産』のオープニング映像を手掛ける。また映画ポスターのアートワークも多数あり現在まで約80作品を超える。主な作品として『リング/らせん』『KILLBILL』『レッドクリフ』『新しい靴を買わなくちゃ』など。近年では『カリーノ・コニ』などのオリジナルコンテンツ開発を手掛ける。
ゲスト:坂井治(さかい おさむ)
1977年生。埼玉出身。2001年多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒。現在株式会社ロボット所属。アニメーションを中心に企画・演出をはじめ、絵本、イラストレーション、キャラクターデザインなどを手がける。子ども向けアニメーションも多く手がけ、NHKみんなのうた「PoPoLoouise」はシカゴ国際こども映画祭2009テレビ部門最優秀賞受賞。昨年青山ギャラリーハウスMAYAにて初個展。最近の仕事に、絵本「す~は~」(福音館書店かがくのとも)、7月14日リニューアルオープンした国立科学博物館地球館「地球史ナビゲイター」映像演出など。
vol.08「こどもとアニメーション2」
2015年9月15日(火)
第8回のテーマは「こどもとアニメーション」。
ゲストに、世界の有名美術作品を歌とアニメで紹介する、NHK Eテレの人気番組『びじゅチューン!』の作詞・作曲・アニメ・歌すべてを自身が手がける、映像クリエーターの井上涼さんをお招きしました。
意外にも、昔は美術作品を見るのが苦手だったと話す井上さんは、見るときの作法や考え方を強制されるのは好きではなかったそうです。
現在も美術館は敷居が高いというイメージがどうしてもありますが、「びじゅチューン!」をきっかけに美術作品に興味を持ち、美術作品を楽しむ子どもや大人たちがこれからますます増えていくのではないでしょうか。
井上涼
(いのうえ・りょう)1983年6月10日生まれ。映像作家。兵庫県小野市出身。金沢美術工芸大学デザイン学科視覚デザイン専攻卒業。「快感」「楽しい」をテーマに映像(アニメ/実写)、イラスト、漫画、インスタ レーション、パフォーマンスなど、 クロスジャンルな制作活動をおこなってい る。卒業制作 作品『赤ずきんと健康』が BACA-JA 佳作受賞。YouTube と ニコニコ動画で累計 280 万ビューを記録。2013 年〜NHK E テレで、世界の有名美術作品をうたとアニメで紹介する『びじゅチューン!』放送開始。作品内の作詞・作曲・アニメ・歌全てを自身が手がける。
vol.09「こどもと建築」
2015年12月8日(火)
第9回のテーマは「こどもと建築」。
ゲストに、数多くの幼児施設を手掛け、子どものみならず世界中の人びとを魅了してきた「日比野設計+幼児の城」の日比野拓さんをお招きしました。
これからも大事にしたいのは「子どもたちの好奇心を奪わない」「失敗をおそれず挑戦していく」こと。園に合わせた園舎をつくり、建築を通じて子どもたちの育つ環境を総合的にデザインする日比野さん。
これからも自身の原体験や子ども心を忘れず、子どもたちのワクワク・ドキドキを実現していきたいとお話いただきました。
日比野拓
(ひびの・たく)1972年神奈川県鎌倉市生まれ。株式会社日比野設計取締役専務兼幼児施設担当統括責任者を務める。幼児施設に特化したブランドYouji no Shiroを立ち上げ、関わった幼稚園、保育園、 こども園、こども関連施設に関する設計は350を超え、更にヨーロッ パやアジアでの計画も進行している。またデザイン以外にも、 ワークショップや講演会、国内外の子どものデザイン視察ツアーの企画などを行い、子どもを中心としてデザインや環境の大切さを啓蒙し続け ている。
主な受賞歴として、
・2015年/「小浜こども園」「第一幼稚園」2015 グッドデザイン賞受賞
・2015年/「はなぞのこどもえん」「小浜こども園」「第一幼稚園」他 9プロジェクトが 第9回キッズデザイン賞受賞。
・2014年/「中央こども園+CHUOCAFE」「フレンド金沢文庫保育園」「幼児の城壁紙」の3プロジェク トで第8回キッズデザイン賞受賞。
・2013年 /「にっさとの森保育園」で第19回 草加市まちなみ 景観賞建物景観部門受賞、「笛吹市石和第五保育所」で2013山梨建築文化 奨励賞など
著書は「愛される園舎のつくりかた」「世界でたったひとつの園舎づくり」「じぶんの学びの見つけ方(共著)」など