キッズクリエイティブ研究所

これまでの様子
カテゴリー一覧

2018年12月15日(土)
「HAND TALKでえがこう」
(小学生クラス)in東大本郷

12月の研究所in東大本郷小学生クラスは段ボールに絵を描いて「コミュニケーション」を楽しむ造形のプログラムを実施しました。
今回のプログラムはイラストレーターの門秀彦様にご提供していただいています。

ワークショップの部屋に入ったら、まずは靴と靴下を脱いで集まります。
床に敷き詰められた大きな段ボール、その周りには大小の段ボール箱や講師の門さんが持ってきてくださった段ボールで作られた白い電車。
いつもとは違う雰囲気にわくわく、どきどき。

まず、門さんがクレヨンの使い方についてレクチャー。
クレヨンをそのまま使うのではなく、紙をはがして横にしたり、半分に折ったり。
段ボールに門さんが描くのを輪になって覗き込んでキッズ研究員たちも興味津々です。

今回は一人ひとりが場所を決めて描くのではなく、大きな画面に全員で描きます。

門さんから伝えられたのはテーマが「森」ということだけ。
自分が描いたところに他の人が描いたり、他の人の描いたところに描き足してみたり。
大きく描いたり、小さく描いたり。
お友だちと協力して、大小の段ボールをたくさん組み合わせて大きなトンネルを作っているキッズ研究員たちもいました。

作業時間の後半には絵の具も登場。
赤・青・黄の三色がそれぞれ紙皿に入れられた状態で配られ、スポンジや指を使って段ボールに描きます。
クレヨンだけで描かれていたところに絵の具が入ることで絵の雰囲気もガラッと変わっていきます。

最後は保護者の方と一緒に鑑賞タイム。
自分の作った作品を指さして説明したり、作品と一緒に写真を撮ったり。
みんなとても楽しそうにお話ししていました。

普段の生活ではなかなか描くことのない大きな作品をお友だちと一緒に創っていくのは新鮮な体験。
自分が描いているところに他の人の " 描く " が加わることは、相手を自分の場所に受け入れていくことにもなります。
その中で新しい創造とコミュニケーションが生まれることもあります。
アーティストの方が描くのを間近で見たこと、
手足を真っ黒にして絵を描いたこと、
お友だちと協力して大きな作品を作ったこと...
この日の経験がキッズ研究員のみんなの心にいつまでも残っていたらいいな、と思います。
(高田)