2019年7月28日(日)
「封筒を作って60日後に郵送されるよ」
(小学生クラス)in東大本郷
7月の研究所in東大本郷小学生クラスは、造形のプログラムを実施しました!
今回のプログラムは深沢アート研究所様にご提供いただいております。
今日の研究所では、
マスキングテープだけで封筒をつくります。
■郵便屋さんの話
でもその前に・・・
みなさんがポストに入れたはがきはそのあとどうなるの?
のお話し。
郵便屋さんがポストからお手紙を回収して、仕分けして、運んでくれます。
だれかが運んでくれるから自分が届けたいと思った場所に届きます。
今日はそのだれか(回収したり、仕分けしたり、運んだりしてくれる郵便屋さん)のきもちも考えながら
"つくる"をしていきます。
「封筒の大きさは? ※もしも大きすぎたり小さすぎたりするとどうなっちゃう?」
「べたべたしてない? ※べたべたしてると他のお手紙とくっついちゃう!」
「重さはどう? ※重すぎたり軽すぎたりするとどう?」
「切手はきちんと貼れてるかな?」
「住所はあってる?読みやすい字かな?」
■テープだけで封筒をつくる?
マスキングテープだけで封筒をつくる、というのも初めての体験でした。
渡したのは、マスキングテープと封筒の大きさがわかるガイドラインのシート。
みんなそれぞれの試行錯誤の時間です。
・ガイドライン全面にテープをきれいに貼りつめる。それを四枚作ってから、そーっとはがし、2枚ずつそれぞれをはりあわせる子
・魚の骨のような骨組みの形にテープを貼りながらつくる子
・テープをガイドラインの縦の長さにたくさん切り、量がたまってきたらそれを縦半分に折って細長い(べたべたではない)パーツをたくさんつくる。さいごにそれをマステではりあわせる子
■ポストにGO!
封筒に手紙を入れて、しっかりとめて、準備ができたらいざポストに!
テープだけで封筒をつくること
いつもとちょっと違い"つくる"にいくつものチェックポイントがあったこと
みんなそれぞれ挑戦しながらの時間でした。
その分、ポストに投函したときの達成感に満ち溢れた表情が印象的でした。
身近な手紙という存在。
だれかのきもちを考えること。
"つくる"が社会にふと近づいたような造形プログラムでした。
そろそろみなさんのところに封筒が届いたころでしょうか?
封筒が届いたら、どんな気持ちで作ったか、どうやって届いたか、思い出してみてくださいね!
(窪村)