2020年4月
「やじるしカードでバッグをつくる」in 東大本郷【オンライン】
※コロナ感染症流行により対面でのワークショップは中止
日ごろ対面で創造表現の機会を届けている私たちができることはなんだろう?
キッズのみなさんがおうちでどのように"つくる"ができるといいだろう?
まずは、
Zoomにこどももおうちの方も我々スタッフも慣れるところから。
家族いがいの誰かと(双方向な)コミュニケーションをとるところから。
■オンラインワークショップで子どもたちと、まずはじめにしたこと
事前の共有は最小限にして
おとなだけでなく、こどももいっしょにあそびながらテクニカルチェック。
「別々のところにいるのに、なんでこうして会えるのかな?」
「カメラってどこにある?小さいね!」
「カメラにぐーんと近づいてみよう〜立ち上がって身体ぜんぶをうつしてみよう〜ぐいーんと伸びてストレッチ!」 画面からいなくなって声だけ聞こえるかくれんぼ
何か言ってるのに声が聞こえない!
カメラのオンオフ、ミュートもこどもたちが操作します。
ふだんの研究所でも大切にしている
"がまんしない"
が、オンラインでも大切なポイントのひとつ。
疲れたなぁ、お水のみたいなぁって思ったら、
じぶんでカメラをオフにしたり、ミュートにしたり。
自分のペースで参加します。
■オンラインで作品発表会
アイスブレイクで思いっきりあそびながら、こころもからだもふにゃふにゃにして。
最後は4月の「やじるしカードでバッグをつくる(プログラム提供:深沢アート研究所)」の作品鑑賞タイム!
発表する人と講師だけが画面にうつります。みんなそれぞれいろいろな工夫。自然とどんどんことばがあふれます。
工夫したところは?大変だったところは?
作品には1つ1つストーリーがあります。
「雷が鳴るとここに車が通ってね・・・。」
おなじ矢印のカードからみんなそれぞれ空想が生まれたり、いろんな形に変身していました。
ビデオのON/OFFの切り替えで自分だけがアップに映る。
まるでスポットライトがあったような特別感が生まれます。
そして他の人の工夫したポイントを聞いて自分の作品をアップデートしていきます。
お互いに真似をしたり、
「こうしてみたらどう?」など工夫し合う時間がオンラインワークショップの時間です。
「自分のつくったものをシェアできることが楽しかった!」と子どもたちからの感想です。
■今あるもので何ができる?オンラインであそびが生まれる瞬間
小学生クラスでは、こんな場面もありました。
「五分でマスキングテープをひたすら重ねたらどんな感じになるかな?一番背が高くなった人が勝ち!(小2男子)」
「マスキングテープは紙で透けるから窓に貼ったらきれいかも!窓にマステでお絵かきしてみよう(小5女子)」
キットの中にあったやじるしカード50枚はすべて使ってしまったけど、マスキングテープは残ってる、じゃあそれで何ができるかな?の問いから生まれたアイディアです。
今手元にあるものをつかってどんなあそびができる?
それを、だれかといっしょにするってたのしい!
そんな時間を過ごしました。
キッズクリエイティブ研究所では、
・あそびかたをつくる、かんがえかたをかんがえる
・あそびあう、まなびあう
・プロセスをたのしむ
を大切にしています。
オンラインになったときも、それはおなじです。