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ワークショップコレクションinやまぐち2023

2023年11月11日(土)12日(日)、昨年に引き続き3回目となる「ワークショップコレクションinやまぐち」が山口県山口市の山口県セミナーパークにて実施されました。今年度からコロナ禍の制限をなくし、50を越えるワークショップが集結しました!キッチンカーも集合です。2日間で約4000人の子どもたちや保護者の皆さんにお越しいただきました!

清々しいお天気の中、初日にはオープニングセレモニーが開催されました。山口県平屋副知事、山口県PR本部長ちょるると一緒に、子どもたちは握りしめたエコ風船を合図とともに空高く飛ばしていました。青空に向かう色とりどりの風船は、ずっと見ていても見飽きることはありません。

今年も山口県、中国電力はじめ地元企業、山口県立博物館、山口大学はじめ複数大学、山口県立高校など、昨年から引き続き出展されている皆さんも多くいました。

宇部工業高等学校電気科による「ドローンプログラミング体験」などプログラミングのワークショップは今年も賑わっていました。このワークショップではドローンの飛行プログラミングをscratchで行います。子どもたちをファシリテートするのは学生の皆さんです。他にも、徳山商工高等学校、香川高等学校、萩商工高等学校、山口大学教育学部、山口大学理学部など多くのブースで若い学生の皆さんが子どもたちに伴走し楽しむ姿が見られ、とても印象的でした。

STEAM(Science・ Technology・ Engineering・ Art・ Mathematics)に特化したワークショップも多数ありました。徳山商工高等学校による「パスタでブリッジづくり体験」では、トラス橋をパスタで制作し、建設構造物の強度を体験しました。山口県企業局による「たのしく水力発電を学ぼう!」では、水力発電の仕組みを利用して水を動かしながらスーパーボールすくいを行いました。ちーずぷりんによる「ふしぎなBottle」では、ボトルの中に水と油を入れたらどうなるのか実際に試してみながらオリジナルのボトルを作ることができました。その他、中国電力山口支社による「探検!ピカピカくん」、宇部工業高等学校電気科による「電気工作 電磁パワーで回る永久ゴマ」「電気工作 かわいく動く昆虫ロボットを作ろう!」など今後益々注目されるSTEAM分野のワークショップが進化しているように感じました。

地元の自然素材を活かしたワークショップが多いのもワークショップコレクションinやまぐちの大きな特徴の一つです。森林インストラクター山口会による「自由に作ろう木の実クラフト」、山口県由宇青少年自然の家による「森のモノづくり」、宇部フロンティア大学付属香川高等学校保育科による「どんぐりでオブジェを作ろう!」、fleur縁による「花と遊ぼう!学ぼう!アレンジメント体験・染色体験」、Moppyによる「森のジオラマを作ってみよう」、山口大学理学部生物学科による「世界にひとつだけの☆ときめきプレパラートをつくろう!」など山口県産の植物を使ったものづくりワークショップはどれも多彩で、どの空間もいい香りに満ちていました。

ワークショップコレクションinやまぐちにご参加いただいた保護者の皆さんからは、
・この時期いろいろなイベントと重なるけれど、毎年満足度がすごく高いイベントで、お気に入りです。きっと楽しみにしている人も多いと思います。来年もきっと参加します。
・大学生がブースで子どもたちと触れ合うことで、子どもが学生に憧れを持ち、将来に具体的なイメージを抱くことができました。
・ワークショップコレクション、面白くて2日連続で行ってきました。珍しくて魅力的な体験ができてとても楽しかったです。今から来年が楽しみです。
など大変うれしい感想もいただきました。

子どもたちは試行錯誤しながらモノを創る体験を重ねることで自身の興味関心を拡げ、またそうした体験は子どもたちの心の中にずっと残り続けるものだと思います。毎年、クリエイティブな場を用意し続けている山口県知事を筆頭とした山口県新たな時代の人づくり推進ネットワークの皆様の子どもたちへの深い愛情を感じます。ご参加いただいた皆様は思う存分楽しむことができた2日間になったのではないでしょうか。 来年の開催も楽しみです。