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リポート
●あいさつ
まずは初めの挨拶。グリーの狩野さんにもご挨拶いただき、グリーでは普段どんなことをやっているか、どんなお仕事をしているのかなどもお話ししていただきました。今回のテーマは「宝さがしゲーム」。実際にゲームを開発の現場でも利用されている会場で、お友達と協力しながらゲームづくりに挑戦してみましょう!
 
●みんなのお宝
まず、皆さんがもっている宝物は?という質問をすると、ゲーム機、自分でつくったゲームなどが挙がりました。今回は、目指す「お宝」と、そこにたどり着くまでまでどんな冒険がまっているか、をみんなと考えながらゲームづくりに挑戦していきます。
どんな宝があるか、手に入れるとどうなるか、手に入れるまでにはどんなことが起こるか、などを考えてみると、次々に沢山のアイディアがでてきました。
 
●プログラミングバトル
ゲームづくりに入る前に、まずグループに分かれて自己紹介をしました。これからこのグループのお友達とチームになりグループ対抗でプログラミングバトルを行います。
プログラミングバトルでは、出題される「バナナを1秒ごとに点滅させる」などのいくつかのスクラッチのお題を、グループ対抗でお友達と協力しながら制限時間内に解くというものです。グループで相談しながら操作する人、時間を確認する人など役割も分担しながら大盛り上がりのバトルになりました。実は、ここで出題されたお題はこの後のゲームづくりにも関係してきます。
 
●宝さがしゲームをつくってみよう
次に、まずはみなさんと宝探しゲームを面白くするコツについて考えました。①どんな旅にするか②どんなお宝を登場させるか③お宝をとるとどうなるか、をヒントにとどんどん面白いストーリーが思い浮かんで来たところで、実際にゲームにしていく作業に入ります。今回は、スクラッチの「メッセージ」という機能を中心に少し複雑なスクリプトにも挑戦しながらみなさんと一緒に組み上げていきました。前半のプログラミングバトルでも使った「表示する」、「隠す」といったブロックも応用しながらだんだんとゲームが出来上がっていきます。
長時間パソコンに向かうと疲れてしまうので、こまめに休憩をとったり、体を動かしながら進めていきます。
 
●アイディアを出してみよう!
3つのステージを移動しながら最後のステージに到着すると宝が出現する、というシンプルなゲームが出来上がったところで、今度はこのゲームを自分ならどう面白くしていくか、みんなで考えたヒントを元にアイディアを出していきます。思いついたアイディアを付箋を使ってグループで共有しながら、お友達のアイディアに刺激を受けながら考えていきます。
この後は出したアイディアを元につくるゲームを先にイメージして自由制作に入っていきます。
   
●自由制作
自分が考えたアイディアを実際のゲームにしていくには、どんなプログラミングをすればいいか、試行錯誤しながらみなさん取り組んでいました。分からない部分はお友達に教えてもらったり、友達の作品を見に行ったり、グループのファシリテーターの人にも相談しながら進めていきます。
   
●遊んでみよう
最後は、どんな作品が出来上がったのか、保護者の方々にも一緒にみなさんの作品で遊びました。ただ遊ぶだけではなく、どんな工夫があったか、どこが面白かったかなど、いいところを見つけて付箋に書いて貼っていきます。最後は、皆さんの作品が付箋でいっぱいになりました!
   
こんな作品が生まれました
今回誕生した作品の中から、2つゲームを選んで紹介します。

このゲームは、お宝を見つけるために各ステージで出題されるなぞなぞをクリアしながら冒険するというものです。「まるいチーズが好きなイヌは?」「120×4=?」などの問題が出題され、正解すると正解を表す画像まで出現するようになっています。今回みなさんと挑戦した「メッセージ」という機能を上手く応用してつくっていました。

 

このゲームでは、お宝まで各ステージをクリアしなければたどり着けないようになっています。各ステージに用意された仕掛けは巧妙で、コウモリを避けて進まなければいけないステージ、一見何もないように見える罠の隠されたステージなどがあり、失敗すると初めからやり直しになってしまいます。しかも、最後宝物をとるためにはある条件をクリアしないと宝が手に入らないようになっていて、沢山の仕掛けがとても巧妙に仕組まれています。

   
●おわり
今回は、宝探しゲームに必要な、「宝物」と手に入れるまでのストーリー、そして手に入れたとき何が起こるか?を考えながらゲームをつくっていきました。スクラッチの「メッセージ」という機能も応用しながら、思いついた面白いアイディアをプログラミングを使って上手く表現していたのがとても印象的でした。みなさん、お疲れ様でした!
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