このワークショップは、アメリカのマサチューセッツ工科大学(MIT)のシーモア・パパート※1という人が考えたLOGO※2というプログラミング言語をベースにしています。
パパートさんは発達心理学に基づいて、こどもでも幾何的なプログラミングを通して、数学の様々な概念を理解できることを明らかにしました。
ワークショップの後半では、LOGOの後継であるScratch※3というプログラミング言語をベースに、文字を使わずアイコンだけで小さなこどもでも理解できるように改造したものを用います。
※1 シーモア・パパートはアメリカの数学者、心理学者、計算機科学者。発達心理学者のジャン・ピアジェと共同で研究し、構成主義の考えを確立した。
※2 LOGOは1960年代にMITで開発された教育用プログラミング言語。画面に表示されるカメを操作して絵を描くタートルグラフィックスが特徴。
※3 ScracthはMITメディアラボで研究開発されている子供用プログラミング言語。キーボードからの文字入力を行うことなく、マウス操作でブロックを積むことでプログラムを作成する。ユーザー数は世界で80万人、作られた作品は200万個。
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