CANVAS

こどもの“つくる”を応援する キャンバスマガジン

wscyoshimoto

ワークショップコレクションinキャリ☆フェス神栖2022

2022年11月26日(土)27日(日)に茨城県神栖市のかみす防災アリーナを会場に、茨城県で初開催となるワークショップコレクションinキャリ☆フェス神栖2022が実施されました!

土曜日は雨がぱらつくなど、ちょっと不安なお天気でしたが、2日間ともたくさんのキッズの来場で賑やかなイベントとなりました。(イベント開始直前には、約300人の列が!!)

かみす防災アリーナは3年前にオープンした「『もしも』のときも、『いつも』のところへ。」をキャッチフレーズにした地域の防災拠点です。災害時にはおよそ1万人が収容可能な避難施設で、平常時にはスポーツ、文化活動でにぎわうアリーナやプール、音楽ホールが開放されていて、平日でもたくさんの市民の方が訪れています。

今回のワークショップコレクションでは、鹿島アントラーズや神栖農泊協議会、神栖市商工会青年部や花王株式会社鹿島工場、三洋化成工業(株)鹿島工場などなど神栖市ならではの企業や団体が集まり、全部で11のワークショップが集まりました。内容も造形・食育・環境・サイエンス・運動など多種多様なプログラムが並びました。

サイエンス分野では、ペーパークロマトグラフィーや高吸水性樹脂を用いた実験を行った「身のまわりの「化学」(三洋化成工業(株)鹿島工場)」、水と油を混ぜて洗剤の不思議を探る「わくわく理科実験教室!(花王株式会社鹿島工場)」の2種。 いろいろな材料が机に並び、それらを使って真剣に実験を進める様子がとても印象的でした。

造形の分野では、好きなビーズを組み合わせてペンを作る「世界でひとつだけのオリジナル花ボールペン!(FLOWERNOTE)」、電卓を自由に装飾してお買い物をする「電卓つくって、お買い物!!(神栖市商工会青年部)」。

こどもたちは材料をひとつずつじっくり選び、自分だけのオリジナルの作品をつくっていきました。

ストローをつなぎあわせて遊ぶ「ストローの森(CANVAS)」は、自分がつくった作品を、だれかの作品と繋げてどんどん大きくしたりなどダイナミックな風景がうまれていました!

鹿島アントラーズの選手たちのブースも!(「サッカーで身体表現(鹿島アントラーズ)」)ひとりひとつずつボールを持って、めいっぱい体をつかってボールを動かしていきました。

港町の神栖ならではの船の上での転倒などについて学べる「バランス感覚をはかってみよう(国立研究開発法人水産研究・教育機構)」では、細い道のうえをゆっくり慎重に、持っているものを落とさないように一歩ずつ進んでいく姿がたくさん見受けられました。

防災について楽しく学べる「わなげで学ぼう!防災(茨大東大ボランティア*Fleur*)」、神栖市の名産品であるピーマンなどの野菜を使ってきれいな花を作る「ベジフルフラワー体験(WINDS BASE(神栖農泊協議会))」など、子どもたちが地域のことをワークショップを通して学んでいく姿も印象的でした。

ほかにも、筑波大学の学生たちが作ったオリジナルのすごろくを小学生と大学生が一緒に遊んでいる姿が見られた「筑波大学生と未来をつかめ!(筑波大学特別活動学研究室)」、車いすに乗って操作のむずかしさを学んだり、ナース服の試着ができる「看護体験(公益社団法人茨城県看護協会 鹿行地区)」などどのワークショップも子どもたちに大人気でした。

神栖市教育委員会が主催するキャリ☆フェス2022の一環として開催されたワークショップコレクション inキャリ☆フェス神栖 2022でした。急遽神栖市イメージキャラクターの「カミスココくん」も駆けつけてくれるなど大賑わいの2日間でした!