この度、Salesforceさんの本社があるサンフランシスコで年に一度実施される一大イベントDreamforce(2017/11/6-9)にNPOとして参加してきました! IT企業にとってはおなじみのイベントで、今年も世界中から17万人が集まったようです。また、NPOや高等教育機関向けのセッションは175セッションもあり、世界各国からNPOが集まっていました。
現地では、世界中のNPOの方とのパーティーに参加したり、現地の公立学校統一学区の職員の方(日本でいう教育委員会のような組織)の方とSTEM教育についての意見交換をしたりとまさに夢のような一週間でした。
IT企業のイベントにどうしてNPOが関係あるの?
Salesforceさんの「1-1-1モデル」をご存知でしょうか? これは就業時間の1%、株式の1%、製品の1%を地域や社会に還元する取り組みです。ビジネスだけでなく社会貢献も大きな軸としてアプローチを続けるSalesforceさん、とっても素敵な会社です。 我々CANVASはSalesforceさんのこの「1-1-1モデル」のもと、STEMプロジェクトに取り組んでいるわけです
日頃、SalesforceさんとCANVASでどのような取り組みをしているか、詳しくはSalesforce.org プログラムマネージャー丸野さんのインタビュー記事をご覧ください!
IT企業セールスフォース・ドットコムが取り組むSTEM教育支援――業界にとらわれない包括支援で格差をなくす
世界中のNPOが集まったグローバルなパーティー
ほぼ毎晩、Dreamforceに来た世界中のNPOが集まりパーティーが催されました。 CANVASとして具体的にどのようなSTEMプロジェクトに取り組んでいるのか、日本を超えて直接アピールする体験はとても刺激的でした。
The Kids Coding Camp
ビジネスマンで溢れかえる会場に、子どもたちが集まるブースがありました。
Salesforceさんの本社は、サンフランシスコ・オークランドの公立学校統一学区を支援しているのですのが、イベント期間中このブースに300人の中学生が来ていました。Dreamforceというイベントを通してIT業界の盛り上がりを身をもって感じながら、STEM系ワークショップを体験していたようです。
ワークショップスペースでは日本でもよく知られているSphero(スフィロ)という球型ロボットを動かしていました。(日本で開催されるSalesforceさんのイベント「World Tour Tokyo」で、CANVASもSpheroを使用したKids Coding Campを実施していたので、プログラムとしてのつながりが嬉しかったです。)ワークショップスペースの他にも随時参加できる体験ブースもあり、そこでBirdbrain Technologies(バードブレイン テクノロジーズ)というロボティックスキットを作っている会社の人とお話できました。生徒や先生へのレクチャーもしているようです。
上記は、紹介してもらった活動例のひとつです。 HUMMING BIRD(ハミング バード)という基盤とScratch(スクラッチ)をつなげで、段ボールのロボットを動かしています。デジタルだけでなく、アナログも取り入れた一連の流れは、CANVASがワークショップで大切にしている部分と重なりとても魅力的に感じました。
次回は、現地の公立学校統一学区の職員の方との交流の中で知ったアメリカのSTEM教育の現状や課題点、ウェブ上に公開されている数々のカリキュラムについて詳しくご紹介します!