21世紀を生きるこどもたちのために必要な新しい表現やコミュニケーションを生み出すための道具はどのようなものでしょうか。

デジタル技術の発達により、私たちを含めこどもたちを取り巻く環境は大きく変化してきました。

絶えず操作性が向上するモバイル端末。

常に世界中とアクセスできるネットワーク。

こどもたちは、そんなデジタルがもたらす新しい社会の新しい表現、新しいコミュニケーションの担い手となっていきます。

一方で、こどもたちには「知り、学び、つくり、遊び、分かち合う」変わらぬ喜びがあります。

その喜びを支え広げるべく、現在世界中のクリエイター・専門家たちがこどもたちのための新しいデジタル表現手法の開拓に情熱を注いでいます。

今回の展示では、こどもたちとデジタルの幸せな出会いをつくり、育みたいという想いから世界中から「デジタルえほん」を集めました。

多くの「デジタルえほん」には、読んであげたり読んでもらったりする時間が流れたり、空想や物語の世界にはいりこんだり、身の回りの不思議や発見を味わったり、きっとこれまでもこれからも大切なことが織り込まれています。

それと同時に、「読む」だけではなく「創る」ための工夫がされていたり、デジタルとアナログの行き来の工夫がなされていたり、デジタルならではの「新しい遊びや学び体験」への眼差しと挑戦に溢れています。

「デジタルえほんで広がるせかい展」では、そんなデジタルえほん作家たちの情熱にも触れていただければ幸いです。

「デジタルえほんで広がるせかい展」の展示作品は、国内外から、「いろ・かたち・おと」「ことば・ものがたり」「せかい」など、楽しみながら遊び学び、こどもの世界が広がる作品をセレクションしています。

世界各国のデジタルえほんを展示するにあたり、「国際デジタルえほんフェア（Digital Children’s Book Fair）」と「デジタルえほんアワード」のご協力をいただいています。

展示作品には、こどもたちにひらかれた、世界最大級のデジタルえほんフェア「国際デジタルえほんフェア（Digital Children’s Book Fair）」を通じて寄せられた、国内外のクリエイターからのメッセージがあわせて展示され、作品紹介にあたっては、こどもたちのための新しい遊びと学びのデジタル表現「デジタルえほん」の開拓と発展を目的に設けられた「デジタルえほんアワード」から、審査員みなさまのコメントもご紹介しています。

tap*rapしりとり

tap*rapへんしん

あかちゃんはベッドのなか（Red in Bed）

Sago Mini Road Trip

各会場で展示された作品リストは、各会場の取り組みページ からご覧になれます。

「国際デジタルえほんフェア（Digital Children’s Book Fair）」は、デジタルえほんを世界から集めて展示する、世界で初めてのデジタルブックフェアです。

2015年8月に東京・渋谷で行われた「国際デジタルえほんフェア2015ーDigital Children’s Book Fairー」では、世界約45ヶ国から約350作品が集まり、多くのこどもたちがデジタルえほんに触れる姿が見られました。

また、東京や大阪など日本各地で巡回展も行っています。

http://d-childrensbookfair.net/

「デジタルえほんで広がるせかい展」では、こどもたちが家に帰ってからも「デジタルえほん」をよりよく活用できるために、「こどもの創作表現活動」「こどもの恊働作業」「 国内外のクリエイター・ゲストとの交流」をサポートする「デジタルえほん」を通じたワークショップを行っています。

実施例

新しい学びの道具でしりとりえほんをつくろう！

詳しくはエリアベネッセ青山での取り組みページ からご覧頂けます。

プログラミングで“しかけ”えほんをつくろう！

デジタルえほんコーナーフロム デジタルえほんで広がる世界展

日程：2017年6月1日（木）～2018年3月31日

会場：こども科学センター・ハチラボ

絵本のように読み聞かせができ、画用紙や粘土のように表現ができる、こども たちのための新しい遊びと学びの道具「デジタルえほん」が世界中からハチラボにやってきます！このコーナーでは、毎月2作品ずつデジタルえほんを紹介していきます。お気に入りの作品を見つけにきてください！

日程　2015年11月8日（日）～ 11月15日（日）

会場　エリアベネッセ青山

詳しい様子はこちらよりご覧頂けます。

http://canvas.ws/project/sekaiten