5/14(土)レポート

ガーデンパートでは、
先月持ち帰ってもらった、あさがおの種を蒔きました。
ひとりにつき、５つのポットが配られ、それらに自分だけの印をつけます。
３つはアークガーデンに置いていくもの、２つはお家で育てる用です。

種にとってはポットは育つお家そのもの。

どんな環境だと、みんなは過ごしやすい??
杉井明美先生(あけみさん)から「自分だったらどうだろう?」という問いかけがあります。
ポットに、にょきっと芽をだすときに大変じゃない量の土を入れます。
種を真ん中においたら、毛布をかけるように優しく土をかぶせます。
やさしく慎重に土をかける子、シャベルにいっぱいの土を勢い良くポット入れる子、ひとつの行為でも、個性がでていました。
　
たね蒔きが終わったら、お水をいっぱいあげます。
からからの土が、あざやかな水を含んだ濃い色に変わっていく様子に、子ども達も、じっとその場で水やりをみつめていました。
ここがまだ濡れてないみたい、土の状態をチェックする様は種のお家の心地よさを作ってあげようという心が垣間みえて頼もしかったです。
ポットの底から水がでたら、もうお腹いっぱいの合図です。
お家に持って帰る２つを選んだら、お部屋に移動です。

お部屋に戻ると、少し成長した苗たちが子どもたちを待っていました。
葉っぱには最初にでる子どもの葉っぱがあること、そのあとにでる大人の葉っぱがあることを触って確かめてみます。
見せてもらった苗のように元気に大きく育つために、重要なポイントがあけみさんから伝授されます。
それは【温度　水　光】です。植物によって、好みは様々。
あさがおは暖かくて、光が大好きなんだそうです。

種の入ったポットをお家に持って帰ったあと、育てるのは子どもたちです。
「いつお水をあげるの??」の質問に、あけみさんから「種の気持ちを考えてね、みんなと同じなんだよ」とヒントをもらいました。
子どもたちは頭をひねらせ自分だったら…を考えます。
ほどなく、【喉が渇いた時＝土がカラカラ】と答えがあがります。
これから暑くなってくるので、自分が喉が渇いたとき、種たちはどうだろうと、心を通わせて水あげをしてあげてくれたらな、と思います。

続いてアトリエパートです。
今回おこなうのは“道ばたの宝物”
目をつぶって、触り心地だけで自分だけの石ころを選んでいきます。
銀色のテープを手や割り箸を使って丁寧にこすりつけることで表面の模様を浮き上がらせます。
さっき自分の手のひらで感じた石ころの感触を、銀色の塊として着々と浮かび上がらせていきました。

来月は、ガーデンパートでお庭に置いていったあさがおの苗の植え替え、
アトリエパートではガーデンをつかった音のプログラムを行います。
持ち帰った苗と一緒に、ひと回りふた回りも、大きくなった子どもたちに会うのを楽しみです。