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in 東北
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プログラミングで、自分だけのゲームをつくろう!
みんながいつも遊んでいるゲームって、どうやってつくられているのかな?
ゲームのキャラクターは、どうして動くのかな?実はゲームって、人がコンピュータに命令をしてつくられているんだよ。
そして、コンピュータに命令をすることは、プログラミングと呼ぶんだ。
このワークショップでは、ゲームづくりの「しくみ」を学んで、自分だけのゲームをつくります。「ゲームで遊ぶ」から「遊ぶゲームをつくる」ことにチャレンジしよう!何をつかってプログラミングするの?
コンピュータはなんにでもなる不思議な箱
このワークショップでは、Scratch(スクラッチ)とよばれるソフトを利用して、プログラミングを行います。
Scratchはアメリカのマサチューセッツ工科大学メディアラボ ライフロングキンダーガーテングループで研究開発されている子ども用プログラミング言語です。
キーボードからの文字入力を行うことなく、マウス操作でブロックをつなぐことで積み木のようにプログラムを作成することができます。公式サイトに登録した子供たちは世界で126万人、作られた作品は280万個です。
もちろん、プログラミング初体験でも大丈夫。Scratchは、誰にでも取り掛かりやすく(低い床)、習熟するにつれて高度なことにも対応でき(高い天井)、お絵かきやワープロと言った特定の目的だけでなく様々な分野に応用できる(広い壁)ように設計されています。また、「想像→作成→共有→修正→振り返り→想像…」からなるらせん状のプロセスを支援できるような環境が用意されています。
ワークショップのいいところ?
こどもたちのさまざまな遊びを学びにつなげるプログラミング
マサチューセッツ工科大学メディアラボ ライフロングキンダーガーテングループは、長年に渡る発達障害心理学の研究を通して、こどもたちが、人から教えられるのではなく、ものづくりを通して自ら学んでいること(構成主義)に注目し、レゴブロックを使ったロボット教材などを開発しました。
Scratch「スクラッチ」はその最新作です。こどもたちが真剣に課題に取り組むのは、自分にとって意味のある活動をしているときです。ゲームで遊ぶことは楽しいですが、それを自分でつくれるようになればもっと楽しいはずです。ただし、それができるようになるには、ただ受け身で待っているだけではなく、自ら努力しなければなりません。
ゲームづくりには算数の計算や図形の性質の理解、国語の文章読解や作文、図工や音楽の創造性など様々な能力が必要ですが、自分がやりたいことを実現するための手段として意味付けられれば、すすんで学ぶようになるはずです。
このワークショップを通して、このように「自ら学ぶことを学ぶ」ことを経験し、ゲームづくりに限らず、世の中の様々なことについても、学ぶことでより面白くなることに気付くことを目的とします。Scratch(スクラッチ)やプログラミングはそのための道具に過ぎません。
どんなところで?開催レポート
2012年
7月24日(火) 石巻市 石巻中央公民館
7月25日(水) 石巻市 石巻中央公民館
7月26日(木) 石巻市 石巻イオンモール「緑の広場」
7月27日(金) 石巻市 大街道会館
8月18日(土) 七ヶ浜町 中央公民館
8月19日(日) 七ヶ浜町 中央公民館
9月1日(土) 仙台市 せんだいメディアテーク
9月2日(日) 仙台市 岡田コミュニティセンター
11月30日(金) 石巻市 雄勝小学校
12月10日(月) 亘理町 亘理小学校
12月11日(火) 亘理町 亘理小学校
12月18日(火) 石巻市 大原小学校
12月23日(日) 南相馬市 鹿島区ふれあいセンター
12月26日(水) 仙台市 荒町小学校
12月27日(木) 多賀城市 山王小学校2013年
1月25日(金) 気仙沼市 小原木小学校
2月19日(火) 石巻市 飯野川中学校
2月22日(金) 石巻市 飯野川中学校こどもたちの可能性!
コンピュータやインターネットは、安心・安全に活用するうえで、もちろん気をつけなければいけないこと、身につけなければいけないルールやマナーもたくさんあるかと思いますが、きちんとつかっていくことで、こどもたちの可能性を育む素晴らしい道具にもなります。
プログラミングというと難しい印象をもたれることが多いのですが、こどもたちは目を輝かせながら自分だけのゲームづくりにチャレンジしていました。最初はおそるおそるの参加ながらも、次第に「キャラクターをこうしたい!」「音楽をつけたい!」「ゲームオーバーを工夫したい!」「スコアをつけたい!」等、自分で工夫したいという気持ちがわいてくるようです。休憩時間になっても、こどもたちは席を立たずに夢中になっており、無理やりパソコンを閉じてもらうことも多々ありました。
誰かからやらされるのではなく、自分たちのやりたい、という気持ちから創意工夫が生まれていく様子に、学校の先生方や保護者の方々からも驚かれることがありました。自分で工夫すると他の友達の工夫したポイントがわかるようで、よく参加者のこどもたち同士で遊びあってコメントしあっている様子もほほえましいものがあります。
将来プログラマーになりたい!というこどもたちが何人もいました。彼・彼女たちが夢に近づくお手伝いができたらと思います。一方で、アイディアを形にしていくこと、そしてそれを発信していくことは、どの職業においても求められるスキルだと思います。プログラミング・ゲームづくりに関わらず、こどもたちにはさまざまなことにチャレンジしてもらいたいものです。プログラミングワークショップがそのチャレンジを育む成功体験の1つになることができればと願っています。
主催
NPO法人CANVAS
協力
石巻復興支援ネットワーク/石巻2.0/イトナブ/NPOレスキューストックヤード/がんぱっぺ岡田/キッズメディアステーション/こどもプログラミングサークルOtOMO/国立仙台高等専門学校知能エレクトロニクス科/SweetTreat311/東北職業能力開発大学校/PraiseFirst/ママほっと
後援
Google/宮城県教育委員会/石巻市教育委員会/仙台市教育委員会/七ヶ浜町教育委員会/多賀城市教育委員会/亘理町教育委員会
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「プログラミングって何?」in Google