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アクセンチュア×CANVAS
課題解決型ロボットプログラミング講座
イノベーション創出型STEM人材育成プロジェクト
さまざまなロボットを教材として扱いながら、ただロボットを動かすだけではなく、ロボットが動く仕組みを学び、じぶんたちでデザインし、社会におけるロボットの活用方法まで考え、発表をしてもらう内容です。
これまでのワークショップの様子は、こちらの公式Facebookページからもご覧いただけます。
- 実施日
- 2015年3月~
- 主催
- CANVAS・アクセンチュア株式会社
- プロジェクト概要
- 講座内容
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イノベーション創出型STEM人材育成」プロジェクトとは?
「STEM人材」という言葉を聞いたことがありますか?
「STEM」とは、
Science(科学)、
Technology(技術)、
Engineering(工学)、
Mathematics(数学)の頭文字。
「STEM人材」とは、
これら理工系の能力に秀でた人材を指す新しい概念です。
「今の小学生の65%は、
大学卒業時、今は存在していない職に就くだろう」
という説も出ているように、技術革新による業態の変化によって、新しい職業が生まれ、既存の職業が置き換えられていくという動きが、今後より加速していくと見られています。米国では、その中で先端技術を使いこなせる高付加価値な人材を「STEM人材」と位置付け、国家戦略としてその育成に取り組んでいます。一方日本では少子化と理系離れにより、理工系人材の絶対数が年々減少しています。
小学校高学年を対象とした「ロボットプログラミング講座」
このような時代背景を踏まえ、アクセンチュアでは企業市民活動の一環として、小学生から大学生、さらには社会人教育まで見据えた「STEM人材育成」の取り組みを立ち上げました。
STEMだけではなく他分野の知見も融合して課題に取り組み、将来、日本発のイノベーション創出に貢献できる学際的な人材の育成を目指します。
この小学校高学年を対象とした「ロボットプログラミング講座」では、プログラミングと機械工学を融合して課題に取り組むことや、技術が社会で活かされるためのルールの在り方を話し合ったりすることを通じて、まだ苦手意識が芽生える前の子供達に理工系の専門知識を学ぶきっかけを与えると共に、1つの専門領域だけを学ぶのではなく、より広い視点で社会や技術を捉えられるカリキュラムを提供します。
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ロボット教材例その1 アーテックロボット
アーテックロボットは、縦・横・ななめに自由自在に組み合わせが可能なブロックと、ロボット用基板「スタディーノ」を使って設計するロボット教材です。
ブロックロボットを動かす「スタディーノ」は、MITメディア・ラボが開発したScratchをロボット制御用にカスタマイズして作られたプログラミング環境です。
光や音、赤外線などの各種センサー、モーターやLED、ブザーなどの各種アクチュエーターもブロックのような形で付属されており、簡単にロボットに組み込むことができます。
オリジナルのロボットを作りながら計測・制御の仕組みについても学ぶことができます。
ロボット教材例その2 無人航空機「ドローン」
ドローンはそのダイナミックな動きから、プログラミング結果の”おもしろさ”や”実用性”が子供達に伝わりやすく、プログラミング教育に適した題材の1つとみなされ始めています。ドローンを動かす際には、Scratchに由来する「Tickle」というプログラミング環境を使用します。
昨今、ドローンの危険性を報じるニュースを多く目にしますが、ドローンは過疎地高齢者向けの配送サービスや人間が立ち入り困難な場所にあるインフラ設備の点検など、様々な活用の可能性を持っています。
テクノロジーはこのような正負両面性を持つものですが、ドローンの場合、子供達もその両面性を想像しやすいと題材と言えます。ドローンを題材にテクノロジー活用における課題に触れることで、未来のドローンの姿、ひいては数多あるテクノロジーの未来の姿について、子供達が考えるきっかけになればと考えています。
ドローン活用時の安全面への配慮について
屋内でのみドローンを利用する
ドローン飛行時には長袖・軍手・保護ゴーグルを着用する
子供だけでドローンを飛ばすことを禁止する
講師/アシスタントが子供達が作成したプログラムの安全性を
確認した上で、講師/アシスタントがプログラムを実行する
(子供達によるプログラム実行は禁止)
※玩具用として市販されている、大人の手のひらに乗る程度の大きさのドローンを使用します。