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食の色を科学する!?
食×STEAM講座「スパイスで描こう」
子どもたちにとって身近な“食”や“表現”を通して、STEAM(※2)がどこか難しい自分と関係のない遠い存在からぐっと距離が近くなる、そんな体験になることを目指しています。
※1ハウス食品グループであるGABANの工場で、スパイス製品を作る過程で発生する、製品にできない原料を活用しました。
※2「STEAM教育」とは?
Science(科学) Technology (技術) Engineering(工学) 芸術(Art)Mathematics (数学) の分野を統合した理数系教育のこと。 理系分野への喚起のみならず、学習者の関心を高めるような取り組みを表している。
- 開催場所
- CANVAS(東京ポートシティ竹芝)
- 実施日
- 2023年3月12日(日)
- 主催
- ハウス食品グループ本社株式会社・株式会社CANVAS
- 協力
- アトリエ・ログハウス代表 松尾郁子
- レポート
-
ハウス食品グループは、食を通じてみなさまの笑顔ある暮らしを共につくるグッドパートナーを目指しています。
子どもたちにとって、とても身近な「食」と次世代教育「STEAM」。 これらをかけあわせたワークショップを通じて、 ワクワクするような子どもたちの好奇心と未来を切り拓く創造力を育んでいくお手伝いができればと思います。
https://housefoods-group.com/こーへー博士(生田幸平)
ハウス食品グループ本社広告統括部企画制作課長(2023年3月当時)
家庭用製品の営業、シチューやうまかっちゃんなどの販売促進、とんがりコーンなどの製品開発などを経て、現職。
現在は食品ロス問題に取り組む「もっとカレーだからできることプロジェクト」など、企業広告活動に携わる。いくちゃん先生(松尾郁子)
京都市立芸術大学大学院美術研究科日本画専攻修了。
ポンピドゥセンターこどもアトリエのエリザベト・オジェとのコラボレーション・ワークショップを機にアトリエ・ログハウス(2008年大阪・箕面、2021年東京・南麻布)を設立、代表。
絵を描くことを真ん中に、東京と大阪の2拠点にて様々な活動をしています。1.スパイスって…?
スパイスって知ってる?辛いイメージ??
実際にみんなでスパイスが入ったクッキーを食べてみよう。
今食べたクッキーに入っているスパイスはなんだろう?
ミルでひいてにおいをかいで、クッキーには何のスパイスが入っているか調べました。2.幼児クラス①~ターメリック紙づくり~
幼児クラスは、ターメリックの紙をつくります!
ターメリックをとかしたスパイス絵の具で、画用紙を塗っていきます。3.幼児クラス②~重曹とレモン汁で描こう~
ターメリックで黄色になった紙に、いくちゃん先生の声掛けで線を描いていきましょう。
スタートとゴールを決めて、〇〇の線~!!
まずは、重曹で、それからレモン汁で。4.小学生クラス①~スパイス絵の具づくり~
小学生クラスは、スパイスの粉を絵の具にするところからはじまります。
絵の具ができたら色見本づくり。5.小学生クラス②~スパイスのチェックを描こう~
色見本ができたら、好きな色を選んでチェックを描いていきます。
ゆっくりゆっくり落とすように、丁寧に描いていきます。6.小学生クラス③~重曹とレモン汁...!?~
スパイスだけでチェックを描いたところで、重曹の登場。
スパイスの上を重曹が横断したら、どうなった…??ターメリックに含まれる色素・クルクミンが酸性/アルカリ性に反応することで起こる色の変化。
黄色から赤、赤から黄色。色のなかにかくれたサイエンス。
色が変わるしくみがわったら、そのしくみも使って描いてみよう。
ターメリックだけのチェック、いろんなスパイスで描くチェック、スパイスと色の反応を組み合わせてさまざまなチェックを描きました。7.おわりに
色がかわる魔法のような変化に気づいたときの子どもたちの驚き。
何で色が変わったんだろう??というはてなが頭に浮かんでいる時間。
そして色が変わる魔法のしくみがわかると、それを試してみようと筆を動かし、次々とスパイスの線(から生まれた色々なもの)が描かれていくのが印象的な時間でした。「スパイス」に注目し、あえて実験ではなく「描く」ことを通じてサイエンスを体験することを大切に、ワークショップをつくっていきました。
食やスパイスをきっかけに、いろいろなことに興味をもってもらえるとうれしいです(ハウス食品グループ・こーへー博士より)