「ちょっと未来の道具箱展」には順路はありません。なんだか気になる!と感じたものから自由に楽しむことが出来ます。
入ってすぐ目に飛び込むのは、「うごきデザインラボ」。
慶應義塾大学の山岡潤一研究室が開発する、上手に「歩く」方法を考えるロボットキットプロジェクトFabWalkerを展示しています。FabWalerの導体の部分に、足をくっ付け、ロボットの歩くうごきを楽しみます。
流木などの自然物や、菜箸やホース、たわしなど身の回りにある素材を用意し、自由に付け替えができるようになっています。どの素材を足にしてみようか?
かわるがわる足を付け替えて、歩き方を研究しています。
「4本を長さの違う足にしてみたらどうかな?」 「坂道を登らせてみよう!」 などなど、FabWalkerを動かしながらいろいろなアイデアがひらめき、それを実行に移している様子。集まった子どもたち同士で、いつの間にかFabWalkerの徒競走大会が開かれていたり、なんてことも!
そのお隣に並ぶのは、「へんこうびじゅつかん」。
額縁の中には、一見透明なガラスがはめこまれています。
それを、特別な虫眼鏡でのぞいてみると・・・。
なんと、色が付いて見えています。
偏光板という素材の性質を活用したこちらの展示には、他にも、蝶の標本や、絵画作品などが並びます。さらに、来場者が手を加えることで作品を完成させる参加型コーナーも用意しました。
子ども達だけでなく大人のみなさんも一緒に、食い入るように虫眼鏡を覗き込んでくださっていました。