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『地球1個分で暮らすために』
- 公式サイト
- 環境教育教材『地球1個分で暮らすために』
- 実施日
- 2014年5月7日
- プロジェクト概要
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富士通株式会社とWWFジャパンの共同制作
富士通株式会社とWWFジャパンは共同で、環境教育教材を制作しました。児童・生徒が教室内で一人1台のタブレットPCを活用する電子教材です。国が進める学校教育現場の電子化事業(フューチャースクール)にも貢献する教材になると考えています。
『地球1個分で暮らすために ~エコロジカル・フットプリントから考える~』と名づけられた電子教材は、2014年の春から、各地の小学校(4-6年)と中学校に提供されます。地球環境に人類が与える負荷や、それを軽減する方法について考える授業となります。本教材ではタブレットPCを操作しながら、楽しく学習を進めることができます。
制作の背景
WWFでは、2年に一度『生きている地球レポート』をまとめ、世界の生物多様性の変化や人類が地球環境に与えている負荷について、数値を算出し、公表してきました。2010年、2012年には『日本のエコロジカル・フットプリント報告書』の公表もおこなっています。
そこからわかったのは、人類の地球に与える負荷が大きく、1年間に地球1個分の資源を超えて利用してしまっている状況にあることです。2012年に公表された数値は、地球が1.5個なくてはならないほど資源需要が大きくなっていることを示しています。地球の生態系サービスが1年間にもたらす自然のめぐみを早々と使い切り、1.5倍の消費水準にあるという意味です。
これが、自然の森の破壊や水産資源の減少、地球温暖化の原因となるCO2濃度の上昇につながっています。本教材は、地球1個分でまかなえるライフスタイルへの転換を促します。
教材の提供
PCの用意のない学校でも、同社が1学級分にあたる最大40台のタブレットPCを学校に持ち込み、同社社員が講師となって無償で実施されます。申込みは富士通株式会社の環境出前授業のウェブサイトからできます。