2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催時に、墨田区のPR、とりわけ地域の文化財産でもある「葛飾北斎」「すみだ北斎美術館」をPRできる若い世代の人材育成を目指す取り組みの一環として、中学生向けのワークショップを実施しました。

すみだ北斎美術館の所蔵作品の鑑賞やフィールドワーク、学芸員の方のお話や浮世絵の「摺り」の技術の体験を交え、北斎の人物・作品・トリビアを学びました。
最終日には、これまで学んだ知識を「ジュニア学芸員ガイドツアー」として、美術館来館者に北斎の魅力・すみだの魅力と合わせて披露しました。

4グループに別れた中学生たちは、各々が興味のある事柄について掘り下げたことを発表しており、来館者の方も、なるほどと感心しながら話を聞いている様子が見受けられました。

参加した中学生たちは、みな満足げで、やりきったような表情をしていて、誰かに伝えることの難しさ、そして楽しさを実感していたようでした。
今回は、2020年時の『北斎』『すみだ北斎美術館』のPRに向けて、中学生にとっては、そのはじめの一歩となる活動となりました。

【4日間のスケジュール】
8月19日（土）葛飾北斎の人物・作品・すみだ北斎美術館について学ぶ
8月22日（火）学芸人『葛飾ふとめぎょろめ』と北斎ゆかりの地をめぐる
8月23日（水）版画技法を学ぶ
9月3日 （日）ジュニア学芸員になってガイドツアーに挑戦！