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2050年の郵便局
未来の郵便局
Post Office to the Future
- 開催場所
- 麹町小学校(パソコン教室、図工教室)
- 実施日
- 2004年6月12日、19日、26日
- プロジェクト概要
- レポート
- ワークショップ
-
目的
「未来の郵便局」に関し、空間デザインやサービス、接客、デジタル技術、コミュニティ、経済など、多様な観点から今後の姿について網羅的に調査検討することにより、21世紀の郵便局の展望を得る。
プロジェクトの構成
こどもたちが自由な発想で未来像を描き、それをもとに各界の有識者たちが、その実現可能性や今後の対応課題などについて分析・討論するというユニークな手法をとった。こどもの柔軟なアイディアと専門的知識・学際的議論が組み合わされ、独創的な発想が生まれた。
■こどもたちのワークショップ
こどもたちが参加するワークショップを行い、2050年の郵便局を想像して、実際に絵や造形などの様式で創造してもらい、未来を生きるユーザーとして、郵便局に感じるもの、求めるものを論じ、実際に形として表す。これをワークショップ形式で行うことにより、こどもたちがともに考え、ともに創る学習としても機能させることとした。
麹町小学校(東京)の課外活動グループと連携して、小学1年生から5年生まで計24名の児童が参加した。■未来の郵便局を考える会
教育、福祉、デジタル技術、経済、作家、ゲームクリエーター、アーティスト、企業の有識者からなるワーキング・グループでは、下記に関して話し合った。
・こどもたちのアイディアを実現する方法や課題
・郵便局に対するこどものイメージと現実とのギャップに照らしての郵便局の課題
・有識者としての未来像メンバー
【委員メンバー】(以下順不同、敬称略)
飯野 賢治
ゲームクリエーター、株式会社フロムイエロートゥオレンジ 代表取締役松浦 季里
CGアーティスト関根 千佳
株式会社ユーティッド 代表取締役林 敏彦
放送大学大学院文化科学研究科政策経営プログラム 教授兼安 時紀
株式会社セガ 新規事業部 副事業部長瀬名 秀明
作家国領 二郎
慶應義塾大学 環境情報学部 教授竹中 ナミ
社会福祉法人プロップ・ステーション 理事長ミッチェル・レズニック
マサチューセッツ工科大学メディアラボ教授【事務局】
中村 伊知哉
財団法人国際IT財団専務理事石戸 奈々子
NPO法人CANVAS理事・事務局長杉村 淳子
早稲田大学 -
プロジェクト成果
1)こどもたちからのアウトプットと分析
■便利なサービス
すぐつく手紙、呼べば来る郵便局、ロボット配達人、100円預けると5兆円になる貯金など、郵便や貯金のサービスの飛躍的な向上を求めるもの。■楽しい場所
映画館やプール、公園や動物園などエンタテイメント空間としての機能の充実、言葉や空気や水をきれいにする等の機能の付加を求めるもの。2) 「未来の郵便局を考える会」における検討
・こどものアイディアの実現
「ポストに入れた瞬間に透明の消印が押される」「郵便の軌跡を携帯電話等で追うことができる」「ポスト同士がネットワークでつながれている」
・デジタル技術の活用による高度化・効率化。特に、「ユビキタス性」と「移動性」。
・地域の情報基地といった「公共空間性」の確保。
→「デジタルとアナログの融合」「リアルとバーチャルの融合」 -
「未来の郵便局」ワークショップ
テーマは、「未来の郵便局」!!
西暦2050年、今の郵便局がどのようになったら、もっと楽しくなるのかな?
参加してくれたみなさんは、わくわくするような楽しい郵便局を考えてくれました。
みんなが大人になったときに、そのアイディアが、本当になるかもしれませんね。講師:川村 たつる(法政大学講師、デザイナー)
日時:2004年 6月 12日、19日、26日(1回2時間、3回で1つのプログラム)
場所:麹町小学校 パソコン教室、図工教室
参加児童:24人活動の様子
1回目:内容説明、イメージ作り、デザイン作り
2回目:作品制作
3回目:作品発表会
おかぴー班の作品
ちかちゃん班の作品
くまくん班の作品
さゆりねえー班の作品
らんちゃん班の作品
ゆかちゃん班の作品