今回のワークショップでは

じっくり “ つくる ” 静的な時間と

思いっきり “ たのしむ ” 動的な時間とがありました

“ つくる ” 時間では、ぐっと集中して

「こんなもの（デザイン／機能）をつくりたい」を

それぞれがしっかり思い描きながら

その理想になんとか近づけようとする試行錯誤が見られました

じぶんだけのオリジナルをつくろうとする意識と

お友達の良いところを取り入れようとする姿勢が

最終的にそれぞれのお気に入りをつくっていたようです

“ たのしむ ” 時間では、

休む暇なくひたすら人形を繰りかえし滑らせる姿がありました

大人からすると

どうしてこんなに繰り返しするのだろう？と思うことも

こどもは夢中に取り組みます

この一種のハイな状態は脳の活性によい影響を与えるようです

たのしい時間を1人ではなく

他のお友達と共有することで

コミュニケーションの醸成にもつながりました

導入

冬のスポーツと言えば？

スキー、スノーボード、スケートいろいろあるけど

今日はキッズルームでスノーボードをしてみよう！

今では珍しいカメラのフィルムケースを土台に

身近な素材でそれぞれの人形を作っていきます

フィルムケースと紙をどうやってくっつけたらいいか、

詳しい説明をするのではなく、見本を見せて、

1人1人に考えてもらいました

アクション

人形ができたら

思いっきり滑らせてみよう！

同じ雪山でひたすら繰り返し滑らせる子もいれば

どこに雪山を作ったら楽しいかを

提案してくれる子もいたり

なんども雪山を滑らせるうちに

人形を改良しながら

よりよいものに仕上げる子もたくさんいました

最初は1人で滑らせていた子も

複数人で

「せーの！」

の掛け声で滑らせてみたり

自然と会話もはずみます

鑑賞

最後に、どんな人形をつくったか

じっくり見合ってみました

「お友達の作品で気付いたところを話してみよう」

の問いかけに、みんなが夢中になって答えていました

一つのボードに二つのフィルムケースをのせて

まるで兄弟が一緒に滑っているようにしたり、

紙との摩擦を考えて

より速く滑るように工夫していたり、

素材を吟味し布を組み合わせておしゃれな人形にしていたり、

みんなで見てみると

1人1人が想いを込めた

個性あふれる作品にきづくことができました

「冬」をテーマに、あたらしい絵本を４冊追加しました

キッズルームでぜひよんでみてください！

「ゆきのあさ」
作： ステフィ・ブロコリ
出版社： アノニマ・スタジオ

「てぶくろ」
作・絵： いもと ようこ
出版社： 講談社

「みずたまちゃん」
作： 林 木林
絵： あきくさ あい
出版社： 鈴木出版

「ニットさん」
作： たむら しげる
出版社： イースト・プレス