活動当初、ランチ会と言って友人や知り合いを10人ぐらい呼んでランチを食べてもらう会を行なっていたんですが、それは、この人とこの人が知り合ったら面白いんじゃないか、と人を選んで勝手に呼ぶという会でした。ゲストに合わせて、毎回テーマを変えて開催しました。どんな料理をどうやって食べさせたら楽しいかなぁと考えるのが楽しかった。それがGomaの原点かも!?
暇だったので自分たちから発信していこうと思って始めたランチ会でした。料理のテーマはだいたい一番最初に決めました。例えば「大人のためのお子様ランチ」などです。「食材VSの会」というのもやりまして、2つずつ料理を出すんです。例えば、アメリカンチェリーと日本のさくらんぼで全く違うものを作ってみるとか、同じ野菜を蒸したり、炒めたり、焼いたり調理方法を変えてみたりとか。
食材の違いや、調理の仕方で食べた時の食感が変わるのを楽しんでもらっていました。
食を通じて違う視点を持ってもらえそうですね。
いろいろなものを五感で感じてほしくて。
一年弱ぐらい月に1回程開催していて、いろんな意味で勉強になりました。毎回テーマをつけて食というものを考えると、すごく面白く、それが今につながっていると思います。
そこから、ケータリングやイベントに出てくれないかと言われるようになりました。イベントもケータリングもテーマがありますよね。そのテーマに合わせたものを作ってきました。その中で、自分達らしさが段々と固まってきたかなと感じます。
Gomaさんは、ケータリングといってもパーティーをプロデュースしているようなイメージで、本当に楽しいんですよ。食べる前からワクワク出来る。食が専門でないからこそ、もっと本質的なところ、「食ってなんなんだろう」というところから考えていらっしゃるのかなと感じます。空間も、置いてある物も、すべてを使って楽しませる!ということを感じます。
ありがとうございます。かっこよく言っていただき、うれしいです!食を通して感じることを共有したいから、食をテーマに活動していると思っています。
会話が生まれる、食べて人に言いたくなる演出を意識しています。そばにいる人に言いたくなるような味、食べ方、盛り付けなど、何かしらのサプライズが起きるようにしかけをしたい気持ちは、毎回持っています。
人と人との関係までも構築するツールになっているのがすごいです。
食は日常にあるものですよね。毎日ご飯を食べているし、生きていくことと密接だから、当たり前のものとしてあると思うのです。だからこそ、ときどきちょっと違う視点で食を見てみると、いつも隣にある食がこんなに新しく、特別なものになるんだ、という感覚を味わえるといいなぁと思っています。
確かに考えてみれば、一日24時間の中で、3食とっているわけですから、かなりの時間を食に使っているわけですよね。ちょっとした工夫で3食が楽しくなるのであれば、1日の生活がもっと豊かになるかもしれないですね。
そうですね。Gomaの場合は、毎日特別な物を食べているわけではないんですが、食をイベントにできると思っています。イベントといっても、大きなものではなく、餃子パーティーをしようとかそういうものです。餃子パーティーをするとしても、ただの餃子パーティーではなく、皮から作ってみよう!とか、3色縛りにして緑と赤と白だけの餃子パーティーをしようとか。テーマを作るだけで、いつもより面白くなるんです。普通の人が、普通の暮らしの中でイベントを作れる。それが食にはあると思うんです。
「創作料理」ユニットじゃなく、「料理創作」ユニットですものね。料理創作ユニットっていうところが、Gomaさんを表現しているなって思います。
ありがとうございます、うれしいです。英語にすると“FoodandCreationUnit”。でも、未だによく創作料理って間違われます。(笑)