最終回ということで

全６回の内もっともコミュニケーションが必要なプログラムでした

こどもたちには

「きょう一番大切なのは、おともだちと協力することだよ」

と声をかけながら進めていきました

幼児のうちは平行遊び（複数の幼児が同じ場所にいて、同じ遊びをしながらも、相互に関わりを持たない状況）

が行われる時期で

同じ４歳でも協働の度合いには個人差がありました

ただ、たとえば素材を選ぶにしても

「これ使ってみる？」

と同じグループの子に聞いてみたり

「これいいよね？」

と賛同をもとめたり

こうしたちょっとした関わり方が

協力することの第一歩になるのだと感じます

また、今回のプログラムの最後には

グループごとに演奏する時間をつくりました

“自分以外の誰かと一緒に何かをする”

という体験をすることもできました

導入

どんな楽器を知ってる？

その楽器でどうやって音を鳴らす？

今日は電気で音を鳴らします

見たことのない楽器をグループでつくってみよう！

ototoを鳴らしてみよう

基盤に電気を通すものが触れると音がなります

「指が触れるだけで音がなります。ということは？」

人間にも電気が通ることに気づきました

ototoから鳴る個性的な音に笑顔がこぼれました

アクション

どんな演奏方法があるか見本（たたく、こする、踏む）をみたら

いよいよ楽器制作スタート！

今日の一番のポイントはグループ制作

たくさんの素材の中から何を選ぶか

からお友達と相談して決めていきます

ささっと楽器をつくって演奏する楽しさを味わうグループもいれば

おしゃれに楽器を装飾するグループ

段ボールをつかって大きな装置のような楽器をつくるグループなど

それぞれです

鑑賞

いろんな楽器ができました

使った素材からつくった形まで仲良く同じにした４歳女子グループ

段ボールの側面を利用して上からだけでなく横から後ろからも音を出すことができる楽器をつくった６歳女子グループ

楽器にABCを割り振ってリーダーが「A」と言ったら「A」担当の人が音を出すという指示だし演奏方法を思いついた小学生グループ

自分たちの発表だけでなく、お友達の発表のときもとても集中して耳を傾けていたのが印象的です

ototoとは？

ロンドンを拠点に活動するクリエイティブ＆インベンションカンパニー“DENTAKU“が開発したシンセサイザーボード。

電子工作の知識がなくてもダンボールや紙コップなど色々な素材にクリップでつなげるだけで簡単に電子楽器をつくることができます。

www.ototo.fm

「音」をテーマに、あたらしい絵本を５冊追加しました

キッズルームでぜひよんでみてください！

「おんがくねずみジェラルディン」

作：レオ・レオニ

訳：谷川俊太郎

出版社：好学社

「ひみつのがっき」

作・絵：五味太郎

出版社：偕成社

「105にんのすてきなしごと」

文：カーラ・カスキン

絵：マーク・シーモント

出版社：あすなろ書房

「ままですすきですすてきです」

作：谷川俊太郎

絵：タイガー立石

出版社：福音館書店

「ぬぬぬぬぬ」

作・絵：五味太郎

出版社：偕成社